輸送反応

輸送反応とは

 抱き歩きによって乳児の泣きが減少しおとなしくなることは、黒田研究室(当時 理化学研究所 脳科学総合研究センター)の論文(2013年)にて初めて実証されました。マウスなど他の哺乳動物の赤ちゃんが親に運ばれた時にも、同じ反応が見られます。これを「輸送反応」と名付けました。

 

プレスリリース:抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組み

( https://www.riken.jp/press/2013/20130419_2/ )

Youtube動画:抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組み

( https://www.youtube.com/watch?v=VNCfbFEmwJI )

 

 さらに5分間抱き歩きを続けることにより、泣いていた赤ちゃんの眠りが促進されることも報告しています。

 

プレスリリース:赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学

( https://www.riken.jp/press/2022/20220914_1/ )

Youtube動画:赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学

( https://www.youtube.com/watch?v=DahZaguS5YA )

赤ちゃんの泣き・睡眠の謎

 しかし、赤ちゃんの泣きと眠りにはまだ多くの謎があります。例えば、せっかく眠った赤ちゃんをベッドに寝かせると、1/3の赤ちゃんは起きてしまうことが2022年の研究でわかりました。どうしたら赤ちゃんの眠りを妨げずに寝かせることができるのでしょうか。

そこで現在当研究室では科学技術振興機構 CRESTの支援を受けてPiBabyを開発し、ご家庭から送信された赤ちゃんの生体情報をもとに、泣きや寝かしつけの研究を行っています。

 『育児DX:ウェアラブルシステム開発による乳児夜泣き制御と入眠予測』

https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/project/1111115/1111115_2023.html

東京科学大学基金 寄附のご案内

  このような研究に賛同いただける方、またPiBabyを使用して便利だと思われた方、ぜひ本研究に対するご支援をいただければ幸いです。いただいたご寄附は黒田研究室の研究費として東京科学大学により管理されます。また、東京科学大学へのご寄附は税制上の優遇措置がありますので、追って東京科学大学社会連携課より領収書をお送りいたします。

  下記リンクから、PiBaby研究に寄付をする場合には

寄付目的「その他」

支援先「その他」

寄付目的その他「PiBabyによる育児支援の研究」

とご入力下さい。

 ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

寄付する

( https://fundexapp.jp/titech/exp/explanation.htm?purposeCode=100000 )